坊ちゃん

坊ちゃん
夏目漱石

先日、アメリカ人と、“THE CATCHER IN THE RYE”の話をしていました。主人公が若い男性で、周囲のインチキだとか偽善だと批判し、しかも一人称で語る事などから、彼は“THE CATCHER IN THE RYE”は日本の“坊ちゃん”と似ていると言いました。しかし、私が“坊ちゃん”を読んだのは子供の頃なので、全く話を覚えていませんでした。これが、ほぼ30年ぶりに“坊ちゃん”を読んだ理由です。
彼の指摘通り、確かに似ていると思いました。しかし、この時代に一人称で語る物語は、出版当時は世間でどの様に評価されたのかが、私の興味のあるところです